第10回夢雅の会
第10回夢雅の会 2018年5月19日
京都高台寺 「利生堂」
テーマ 『法話と狂言』
法話 高台寺執事長、京都観光おもてなし大使 後藤典生様
「命のたいせつさ・・と涅槃図」
狂言 大和座狂言事務所より 7大蔵流狂言方の安東伸元、元狂言師
京都高台寺は ご存知の通り、高台寺は豊臣秀吉の正室・北政所ねねが慶長11年(1606)秀吉の菩提を弔うために改創した寺院です。 秀吉没後の権力者となった徳川家康は、北政所を手厚く扱い 財政的援助をして寺は荘厳を極めました。 その後度重なる火事で多くの仏堂を失ってしまいましたが、 今も残る重要文化財になっている、開山堂、秀吉と北政所を祀る霊屋(おたまや)、茶室の傘亭(からかさてい)と時雨亭 北政所が、亡き秀吉を偲びながら月を眺めたという観月台は 桃山時代の華麗な面影をそのまま伝えています。
そんな高台寺を「夢雅の会」の皆様のだけに、貸し切り 贅沢な時間を皆様に楽しんでいただきました。
第一部は、こちら「利生堂」にて、 高台寺執事長、京都観光おもてなし大使もされている 後藤典生さまによるご法話を拝聴いたしました。
利生堂ホールには、壁一面に、同寺所蔵の涅槃図のデジタル複製画が貼り巡らされており、後藤典生執事長は、お釈迦(しゃか)様が亡くなる際の涅槃図について語られ 命の大切さについて、過去にとらわれるのではなく、今を生きることの大切さについてお話頂きました。
お食事は京都老舗仕出し屋「あこや」より 松花堂弁当を楽しんでいただき、 二部は本堂の方丈にうつし、 大和座狂言事務所より 700年の歴史を誇る大蔵流狂言方の安東伸元、元狂言師 による 狂言「清水」を観劇いたしました。
荘厳な高台寺を舞台に、狂言方の掛け合いが響き渡り幻想的な世界を醸し出しました💕💕💕💕
観劇後はライトアップされた庭園を散策し・・・ 贅沢な時間を皆様に楽しんでいただきました。