第8回夢雅の会のご報告
『夏の風物詩…川床でたのしむコンチキチン…祇園祭』
気温も最高に高く、うだるような暑さの中、今回も全国からご参加下さいまして感謝の気持ちで一杯です。
ただ中国からのお客様が、北京空港が雨風で大荒れの為に飛行機飛べず、楽しみにされていらっしゃたのに、ご参加頂けなかった事だけが残念です。
創業300年を誇る京料理ちもとの川床での宴席は、暑さをしばし忘れさせてくれました。
川床の起こりは、戦国の世が終わり、豊臣秀吉によって天下統一がなされた頃、三条や五条橋の架け替えなどを経て、鴨川の河原に見世物や茶屋を開いたことにはじまると言われています。
この日は前祭宵々山、夕刻から山鉾に吊られた駒形提灯に火が入り、祇園囃子が流れると祭りは最高潮を迎え、繰り出した人達で通りがいっぱいになりました。
その中をぬぐって長刀鉾まで参りました。
祇園祭において最も注目が集まる鉾がこの「長刀鉾」です。
数ある山鉾の中で最も古くに創建され、そして山鉾巡行にて毎年先頭を飾る鉾なのです。
胴掛・前掛・見送りなどの懸装品は日本のもののみならず、室町~江戸時代に当時の町衆がペルシャや中国などから輸入した逸品織物も使用され、まさに動く美術館と呼ばれています。
女性は残念ながら鉾には登れませんが、男性陣のみ鉾に登れてご満悦の様子でした。